ITエンジニアの男女間賃金格差の調査結果を発表

「つくり手と、未来を拓く。」をビジョンに掲げる「Forkwell(フォークウェル)」を運営する株式会社grooves(グルーヴス 本社:東京都港区 代表取締役:池見 幸浩)は、「ITエンジニアの男女間賃金格差」を調査しました。

詳細はこちら:https://pr.forkwell.com/articles/earnings-gap-for-itengineers/

ITエンジニアの男女間賃金格差*は、81.7ポイント

エンジニアの平均年収(全世代)は、男性600万円、女性490万円。男女間賃金格差は、81.7ポイント。
一般労働者の平均年収は、男性 404万円、女性 303万円。男女間賃金格差は、75.2ポイント。一般労働者に比べ、エンジニアの方が格差はやや少ない傾向です。しかし世界で最も男女格差が少ないブルガリアは 97.4ポイントであり、日本の男女格差が世界的に深刻であることは否めません。

*男女間賃金格差は男性賃金の中央値を100とし算出。100から数値が離れているほど格差が大きい。厚労省による2021年度の「賃金構造基本統計調査の概況 性別にみた賃金」を参照。

年収800万円以上の女性エンジニア、たった4%

一般的に高給とされる年収800万円をベースに見てみると、年収800万以上の男性は23%もいるのに対して、女性は僅か4%。また女性は半数以上が500万円以下であるのに対し、男性のボリュームゾーンは500〜800万。

エンジニアの転職時の昇給幅、男女で大きな格差

  • 男性は転職時に平均139万円の昇給を実現(中央値:100万円)
  • 女性は転職時に平均85万円の昇給を実現(中央値:50万円)

転職時の昇給額は「60万円」を境に大きく分かれる

昇給額「60万円」を境に見てみると、男性の62%は転職時に60万円以上の昇給を実現しており、女性の71%は60万円以下の昇給額であることがわかりました。

近年の進歩にもかかわらず、 ITエンジニアの間には大きな男女賃金格差が残っています。このギャップを埋め、すべてのITエンジニアが平等な機会と賃金にアクセスできるようにするためには、IT 分野における男女の賃金格差の原因を認識し、その影響を軽減するための積極的な措置を講じることが不可欠です。 Forkwell Press は、今後も調査を進め、賃金格差の是正に少しでも貢献できればと考えています。

■調査概要

調査対象:Forkwell に登録する 20〜60代までのエンジニア300名
調査期間:2022年11月2日(水)〜2022年11月4日(金)
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:260人
回答者の性別:男性:231名 女性:25名 答えたくない:4名

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