一般社団法人全国地方銀行協会主催の「銀行講座」で『人材紹介×地方銀行=地方創生の可能性』をテーマに講演

 一般社団法人全国地方銀行協会主催の第270回「銀行講座」にて、取締役 田中 祐輔 が「人材紹介×地方銀行=地方創生の可能性」をテーマに講演を行いました。
当日の内容を以下にご報告いたします。

 第270回「銀行講座」開催概要

 次代の地方銀行経営を担う中核人材の育成を目的に、2020年1月14日〜24日に開催された行員向けの講座です。
「地域経済の課題と地方銀行の役割」を議題に様々な有識者が講演を行っており、グルーヴスではプログラム2日目である 2020年1月15日(水)14:30〜17:00の回の講義を担当いたしました。

講演概要

第1部

 国土交通省発表資料を参照しながら、2008年をピークに低下の一途をたどる国内総人口や高齢化、2050年における居住地域の2割減少といった日本が直面する社会課題についてご説明。HRTech をはじめとするテクノロジーの進化に触れつつも、難度の高い人と人とのマッチング領域において、地域金融機関に期待される人材紹介の有り様についても解説を行いました。

 2017年規制緩和、2018年金融庁監督指針改正方針、2019年地方銀行の人材紹介補助金方針といった政府の施策の連動しながら、足元の人手不足解消のみならず、いかに地域企業の価値向上につながる人材の獲得につなげていけるのか・雇用を新規創出できるかが重要です。グルーヴスが運営する2つのプラットフォームがカバーする市場領域を説明しながら、持続可能な地域経済・街づくりに向けた弊社取り組みや、1つの可能性としてのアドベンチャーツーリズムの事例などを紹介いたしました。

 

第2部

 グループワークとして、各行員の担当地域における「人を呼べる/人に売れるもの」や「持続可能な地域経済/地域間連携」について、ディスカッションならびにチーム発表、全体での意見交換会を実施しました。ディスカッションでは、地域の特徴を活かしたリゾートや歴史・文化を体感する企画、星や海・温泉など自然とのふれあいなど、各地域の特性を活かしたアイデアが飛び交いました。


当日は、参加者全員の意見をリアルタイムでスプレッドシートに反映することで、各員のアイデアをその場で参照可能にしました。二つの地域を結ぶ街道や、昨年大きく動員増となった気球イベント、SAPを取り入れた新たな試み、プロスポーツチームと県外トップシェア企業とのコラボレーションなど、互いの地域の相互理解や地域間連携の可能性について議論は大いに盛りを見せていました。

 

 

講演最後はリラックスした雰囲気の中、参加者交流や弊社田中への相談会などが行われました。


アンケートでは、

  • 各地域の特色を組み合わせた着想は非常に参考になった
  • 銀行が取り組む人材紹介の意義が印象的
  • 人材紹介を通じて、地域エコシステムの確立を目指したい
  • 旧来の枠組みにとらわれない、新しいチャレンジの必要性を強く感じた

などの声をいただいており、参加満足度の高い講演となりました。

 今後もグルーヴスでは、「ヒトと会社がより良い形で出会えるきっかけとなるインフラ」や、「これからの働き方や新しい雇用スタイルを見つけることができるインフラ」の提供を事業領域とし、全国の地域金融機関との連携を進めながら、地域経済の持続可能な発展に寄与してまいります。

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